場の感じ

先日、大掛かりなイベントにライブ出演してきた。

計50組以上の出演者が14時間に渡りm1つの会場に設置された4つのステージでライブを繰り広げるというもの。

しかも出演者はノイズやアンダーグラウンドのアーティストで、当然マネージャーもいなければ金もなく酒癖も性格も大体において異常な、(でも根はいいやつ)という、いわゆる”扱いにくい”人種である。

そうした要素からおのずと当日の事故や大混乱が予想される。死者すら出かねない。

しかしいざ始まってみると、主催者はじめスタッフさんたちの気の利いた対応と進行でスムーズに進んでいった。泥酔者は当然徐々に増えてはいたが、大きな混乱もなく各会場で演奏を見ることができ、とても快適であった。

会場のテクニカルの方々も親切丁寧で、仕事も早く出演者側からすれば自分の準備や演奏に集中でき、とても助かった。

これは主催者のシーンからの人望と、会場のスタッフ力の高さが融合することで、危ない客や異常な出演者たちの”根はいいやつ”な部分を解放させ、いわゆる”いいバイブス”を生むマジックが起きたからなのだとおもう。

それはそれでとてもよかった。

 

しかしまあ、そうした状況というのは一概に良い悪いで言えないことでもある。

アーティストからすると、一般的には劣悪で酷い会場で、無愛想でバカなスタッフ、薬中だらけの客、というような状況であっても、その方がインスピレーションがあって燃えたりすることもある。

客としてもそうゆうところだと、いわゆる逆境カタルシス効果(苦労や困難な状況のほうがそれをバネに快感を得やすくなる心理学的な効果)が生み出され、良い体験が出来たりする。

死者や事故が起きたほうがシーンの中では”伝説”になったりもする。

 

さて、僕はといえば、いろいろな状況でさまざまな性質のことが起きても、それはそれで楽しい派であるので、どっちでも良い。