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南米地域でのカンナ売り上げ向上の要因について(フィクション)

日本製の鉋(カンナ、木を削るやつ)が南米で売れているらしい。

というのも、メキシコをはじめとした麻薬カルテル同士の抗争が過激になった昨今、

敵対組織の捕虜に対して、組織のシンボルである刺青を皮膚ごと削ぎ落とすという拷問道具として人気商品となっているからだという。

現代の皮膚科で行われる火傷や刺青除去のための植皮治療では、皮膚を薄く削ぎ取るダーマトームという器具が用いられているが、鉋もその用途のごとくギャングの拷問に使われているのである。

彼らの手近で手に入る南米やアメリカ製の料理用皮剥き器だと、肉体を深く削りすぎて骨に当たってしまうなどでうまくいかなかったり、ナイフなどの刃物を用いたとしても技術が必要になってしまい、誰でもできるというものでもなく、効率的でないそうだ。

しかし日本製の鉋は、力をあまり掛けなくても的確に皮膚を削ぎ落とし、削りの深さや範囲も自在に調整できる。一度に数十人と処理しなくてはならいない場合、効率的に拷問を実行できる。

徐々に薄く少しずつ皮膚を削り取ることができるというのも、中国の凌遅刑のごとく拷問としては痛みや恐怖感を増す要因となり、効果的ではあるかもしれない。

世界最先端の鉋技術は意外なところで活用されている。

というか、日本のヤクザでは刺青削ぎ落としの刑というのは存在しないのだろうか。